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おお、遂にここまで来ましたか。
雑貨屋のくせにラオスに仕入れに来るとは、あなた、もしかしてよほどアジアの布に詳しいですね?
でなければこのアジアンシルクを含む布関係最高の穴場のラオスに来るわけがないでしょう?
そして上記に当てはまらなかったあなた、そんなあなたは間違いなくバックパッカー上がりの葉っぱ野郎に間違いありませんね?
ガンジャとかハッピーな食事はほどほどにしてくださいね。
さて、ビエンチャンです。早速ですが仕入れを始めましょう。
と行きたいのですが、はっきり言っちゃっていいですか?
ぶっちゃけビエンチャンで仕入れるものほとんどありません。
えっ、何で?と思われるでしょう。そりゃそうですよね、ガイドブックにはラオスはシン(ロンジーみたいなもの)と呼ばれる布が安いとかタイより全然質も高く手頃だとか書いてありますもの。
いえいえ、もちろんそれらは全て正しいし間違ってなんかいません。
じゃあ何でこんなこと言うのかというと、ビエンチャンは首都だから物価が高いし、少数民族はビエンチャン周辺より山岳地帯よりに住んでるんだからラオス名産の布(シルクも含む)が欲しければもっと北に行きなさいってことです。
ビエンチャンでやることと言ったら、夕暮れ時にメコン川沿いのレストランでのんびり飯を食って酒を飲むこと、その後は部屋にこもってガンジャを決め込むくらいですよ。
まあここまで言い切ってしまうのも申し訳ないから、少しだけ説明すると・・・
タラートサオはシンの種類だけは豊富です。これはラオス中でここが一番種類が多いと思うので、欲しい方はここで仕入れましょう。それ以外の織物などはほとんど北部の村から持ってきているので、とんでもない値段を吹っかけてきます。仮に底値まで値切れたとしてもまだ高いと思うので、北部に行く余裕のある方はここで仕入れるのはやめときましょうね。
以上、ビエンチャンリポートでした。
・ ・ ・ だってこの街、死ぬほどつまらなかったんだも〜ん。
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ようこそバンビエンへ!何を仕入れますか?
ガンジャ?ハッシッシ?コカ?ヘロ?ハッピーなお食事からケミカル系までバンビエンは何でも取り揃えております!必要とあれば街中の誰でも結構です、ゼヒお声をおかけくださいませ!
・ ・ ・ おいしい食事、安い宿、雄大な大自然、素朴な村の素朴な人々、気持ちのよくなる葉っぱ ・ ・ ・
悪いことは言いません、健全な雑貨バイヤーのみなさん、いますぐこの街を逃げ出してください!
手遅れになる前に!! |
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やっとここまでたどり着きましたか。お疲れ様です。
スローボートですか?あるいはツーリストバス?恐怖のスピードボートだったりして。でもまさか飛行機で・・・なんてことないですよねえ?そんな金持ちは貧乏雑貨屋をやる前に経費を削る努力をしましょう。
って、時間のない雑貨屋さんは仕方ないか。私みたいに時間だけはあり余ってる雑貨屋ばかりじゃないですものね。でも貧乏雑貨屋は貧乏らしくローカルに揉まれながらやってくるのが楽しいですよ。
さてさて、いよいよ雑貨仕入の宝庫。ラオスのメインの街ですよ、ルアンパバーン。
まずはどこから攻めましょうか。
・モン族のマーケット
ツーリストで活気があるのはシーサンウォン通り。土産物屋、レストラン、その他も揃ってます。郵便局のある交差点の向かいにはモン族のマーケットがあります。モン族のオバチャンたちがやる気なさそうに昼寝したり子供の面倒見ながら店番してます。主にモン族の布や雑貨を販売してるけど、中には他の少数民族の雑貨や中国から流れてきてるベトナム風のニセ骨董品なども置いてあるので注意してくださいね。
・タラートプーシー
中心部からちょいと外れた場所にあるでっかい市場。奥の方には見た目はグロいけど塩焼きにして食うと超美味いメコン魚売り場。中ほどには生活雑貨が山積みにされて売られてます。まあ仕入にはほとんど不向きだと思うけど、若干シンを扱っているお店もある。周辺には金行が多いので、ありえないと思うけどどうしても闇両替をしたい人はこちらのマーケットでどうぞ。
・ナイトバザール
  ルアンパバーン名物の少数民族によるナイトマーケット。本当に全員が少数民族かは怪しいけど、とにかくその手のものだったらかなりのものが並びます。バイヤーさんはここは絶対にチェックです。
アクセサリー、衣類、手漉き紙、ランプ、布、ニセ骨董品、主にこのようなものが並んでるのかなあ。少数民族の刺繍の入ったクッションカバーなんかシンプルでかわいいし、手漉き紙に描いたお坊さんの絵もカッコイイ。でもやっぱり一番は少数民族の織物や刺繍の入った布だろうなあ。とにかくは何件か値段を聞いてみて相場を知ったら値段交渉しまくりですよ。相手の言い値はかなり高いと思いますけど、品質を考えればそれでも安いです。相手もメチャクチャ人の良さそうなおねえちゃんやおばちゃんなので値切るのも心苦しいけど、でもそこはこちらも貧乏雑貨屋。心を鬼にしてとにかく値切りましょう。
注意点。
1・照明がとにかく暗い。さらに自然光ではないので昼間とは違う色に映ります。また細かいほつれや傷が分かりにくいと思うので、買うときは入念にチェックを。
2・同じデザインでもカラーバリエーションはお店によって異なります。交渉終了後に「この色にして」といっても無い場合がほとんどなので注意してください。
3・コットンとシルクが混ざっています。まったく同じデザインのものでもコットン100%、シルク100%、とにかく品質にバラつきが多いです。見た目と触った時の感触で違いを見分けられるようにしておきましょう。
ちなみにそんなに難しいものじゃないです。シルクは触れば一発で分かると思いますよ。
難しいのはシルクxコットンのもの。これもその中でもさらに種類があるので、最後は自分で納得したものを買って下さいね・
それから余談だけどここにはメチャクチャ美味い食事マーケットが脇道にありますよ。
・バーンサーンハイ
  ルアンパバーンの数少ない観光スポット、ラオスウイスキー「ラオラーオ」造りの村。ほっといても観光と言えばここに連れて行かれます。
オイオイ、酒を仕入れる気はねえぞ?とお思いの貧乏ども、あ、失礼、雑貨屋さん、心配しないでまあとりあえず一杯どうぞ。
あ、いや、すいませんねえ、じゃあほんの一杯だけ・・・
なんてやってる場合じゃありません。
この村、表向きはウイスキー造りの村で売り出してますが、実は村内に山ほどラオスシルクを売っているお店があり、しかも昼間からたっぷり時間をかけて選ぶことも交渉することも出来ます。そしてなにより重要なのが、実は安かったりします(ハイ、ここ明日の期末試験に出るよ〜)
もちろん交渉の仕方次第ですけど、とにかく頑張ってみる価値は絶対にありますよ。
・バーンパノム
ルアンパバーンから砂利道を揺られること数十分、腰が疲れ始めた頃に到着するのがここ織物の村。
といっても実際販売所らしいものは村の入り口にある建物だけ。いかにもツーリスト向けの販売所だけど、一軒一軒周るのは不可能なのでここで仕入れましょうね。
大丈夫、安心してくださいって、とにかく安いから(値切ればね)。
どしても信用できなければここでだけ値段教えますよ。
シルク100%の2mの織物が10ドル以下。
どう、信用した?
公民館のような場所に何件も売り子が店を広げてます。客引き合戦が凄まじいですけど、とにかくありえないくらい安いのでここでも頑張ってくださいね。きっと店を出る頃には勝利感と幸福感で包まれていますよ。
ここでも品質にバラつきがあるので注意を。
・バーンチャン
焼き物の村。名前は似てるけどベトナムのバッチャン焼きとは違います。ラオスに来てまで壺を仕入れる貧乏バイヤーはいないと思うので省略します。
・バーンシェンレック、バーンサンコン
隣り合っている村なのでまとめて説明を。
両方とも織物を扱ってます。自分たちでも若干織ってますけど大部分は近隣の村から買い集めて来たものを販売してるようですね。
FIXプライスっぽいですけど場所によっては交渉可でした。織物の種類としてはこの村が一番豊富だと思います。まあ集めてるわけですからね。
値段は正直高いです。ただ欲しいと思った織物を他の村で見つけられるか?ということがポイントになるんじゃないかなあ。なにせここは山岳地帯、実際にそれを織っている村に個人で行くのは不可能に近い気が・・・。
田舎に言った場合は「欲しい!」と感じるものがあったらすぐその場で値段交渉がアジア雑貨屋の鉄則。次はいつ来れるのか、入荷するのかなんて分かりませんもんね。
ちなみにバーンサンコンは手漉き紙の村でもあります。興味ある方はそれもご覧になってみては。
さて、ラオス編はこんな感じでしょうか?
じゃあ最後にいくつか説明を。
 ラオスは山岳民族がたくさん住んでいます。メコン川を下っていると何も無い場所なのに数時間ごとに集落があるのに気付きます。どのくらいかは知らんけどたくさん住んでるらしい。それで各民族ごとに織物や民芸品の種類もあります。ただそういった少数民族をツーリストがひとつづつ訪ねていくのは現実的に不可能ですよね。だから半観光化された村で異なった民族の物を売っているのは当然のことなのです。
それを「これはこの村のものじゃない」とか言って買わなかったり値切ったりするのは貧乏雑貨屋のすることじゃなくアホのすることなので注意しましょうね。
それからもう一点。
観光化されているとは言え、まだまだこれからの国です。一般の観光ルートを通るぶんには問題ありませんが、少し外れるとまだまだ危険があると思われます。たまたまある集落の村を船から写真に収めたらこんなものが写ってました。 もし個人的に一般ルートから外れた少数民族の村を訪れるのならそれなりの覚悟をして行ってくださいね。
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