〜売れない雑貨屋・食う寝るあじあ〜
〜タイ〜
チェンマイ
 バンコクに対抗する雑貨の宝庫、地理的条件から山岳民族ものに強いのがチェンマイです。市内中心部をちょいと離れりゃ自然は美しく、空気もうまい!バンコクから来るとホッとしますねえ。
 バンコクからは何で来ました?飛行機は国内線のくせに高いっすよねえ。エアアジアで早めに予約できればラッキーですけど。
列車は大荷物も運べるし情緒あって一番好きなんだけどこれまた意外と高いんですよねえ。
ローカルバスで来た人はいないでしょうね、あれはバイヤーの乗るものじゃないです。
ツーリストバスは安いけどアホ白人どもがうざいし。わたし白人大嫌い、やつら自己中だから。
ああ、値段を優先するか快適さを優先するか悩むトコです。
 宿を探しましょう。といってもここも宿はたくさんあるし意外にも結構安くてきれいだったりします。インドやネパールほど安くはないけどバンコクやバリ島みたいに暑さも湿気も無いので同じ予算だったらかなり快適な部屋がとれます。ターぺーゲート、ターペー通り周辺に安宿はたくさんあるし、ナイトバザール周辺にも中級ホテルがいっぱいあります。予算に応じて選んでくださいな。バックパッカーに混ざって安く済ませたければ100Bくらいからあります。私はナイトバザールの裏の方のチェンマイトラベルロッジに泊まります。千円前後で中級ホテルの設備、これなら貧乏バイヤーには満足満足。
 市内の移動はトゥクトゥク、ソンタオ、タクシーかな。慣れればソンタオは便利だけど時間に余裕がない場合はレンタカーがいちばん。チェンマイは有名なナイトバザール以外は郊外に仕入れスポットが多く、地下鉄もなけりゃバスもほとんどない、かと言って徒歩もちょいと無理なので。
 バンコクに売っているものも多いですけど山岳民族系の雑貨はこちらの方が近いだけあって種類も多く、安いです。アカ族、リス族、暴走族、まあナイトバザールに行けばたくさん売ってるし、食事をしてれば向こうからやってきます。シルバー関係もやはり安いですがバンコクに支店のある店も多いです、その時の状況でどこで買うか判断しましょ。
 仕入れする前に地図も買っときましょか。ナンシーチャンドラーさんの「MAP OF CHIANG MAI」その辺の本屋さんで売ってます。見た目がカワイイだけの土産物っぽいけどハンパなガイドブックより全然見やすいので大助かり。付属の冊子にも親切な情報てんこもりもりなので嬉しくなっちゃう。同じシリーズで「MAP OF BANGKOK」もあるけどこちらはあまり使えません。バンコクって広いから一枚の地図じゃ紹介しきれないのかな?
 まあそんなとこでそろそろ腹ごしらえして仕入れはじめますか。

 ・ナイトバザール
バンコクならチャトチャック、チェンマイならナイトバザール、誰も言ってないけどそう言われるくらいの仕入れスポット。ここもいまさら説明不要かな。文字通り夕方頃から露天が並び始めます。中心部はナイトバザールビル。中途半端な地下から上は3階まであって、立派な木彫りの店や絵画、工芸品、手作りアクセサリー、山岳民族雑貨、Tシャツ、チェンマイコットン、カーゴ屋、何でもあります。ナイトバザールの範囲は大まかにターペー通りからロイクロー通りまでのチャンクラン通り一帯を指してますが(ややこしいなあ)最近はどんどん周辺に拡大してるみたいです。大きなビル、メインの通り以外の細い路地、裏道にも露天など多数あるので、もう歩けんわい!と言うまで歩き倒しましょ。貧乏バイヤーは体力と足が武器ですもんね。あ、インド人に負けないほどのごり押し交渉力もね。 もちろん同じ商品も店によって全然値段違いますし、毎日通ってもたまにしか開かない店もあります。そういった店はだいたい工場で出来上がったものをそのまま売りに来る直売なので激安ですけど、一瞬で売り切れます。いかにもタイ人バイヤーがここぞとばかりに集まってくるのでもしそんなお店を見つけたら日本人バイヤーも負けないように神風特攻です。大日本帝国万歳!
 ・ロイクロー通り
 ナイトバザールが始まるまで待てない人はここをゲートからピン川まで歩くといいかな。チェンマイコットンの店やアンティーク、雑貨屋などが多数ありますよ。混雑してないので店のおばちゃんとゆっくりお話でもしながらどうぞ、品揃えも割りと豊富です。

 ・ターペー通り
 こちらは上記のロイクロー通りとは逆に車がバンバン走っててタクシーとかソンタオの客引きがうるさいけど無視しましょーね。ナイトバザール側はちょっとおしゃれそうなお店が多し。ワロロット側はチェンマイコットンなどの店が多しです。

 ・ワロロット市場
 市内にはいくつも市場があるけど、とりあえずここが有名でしょ。シルクやコットンが生地売りだけど安く品質もいいと言う噂です。というのも私はシルクはあまり詳しくないのでイマイチ分からないのです。ポリエステルとシルクも見分けられないし。ごめんなさい。衣料品や陶器なんかもあるけど、どうみてもこちらは地元向けの品揃え。こっちが欲しい民族系の物は皆無っす。でもこのアジア独特の市場の空気って大好きだからついつい用もないのに行っちゃうんだよねえ。それよりも注目はこの市場周辺のお店なのだ。
まずはターペー通りからワロロットに向かってKUANG MANE通り(何て読むの、クアンマネ?)を歩きましょ。左右にコットン、シルクの店がいっぱいあります。また市場に沿って少数民族のおばちゃんが道端に布広げて何やら売っていたりもします。チャンモイ通りは地元向けの衣料品の露天がわんさか。少々歩きにくいけど、ここをゲート方面に歩いて行くと左手にお中華な店が何店か続いてます。風水雑貨、ポストカードは市内より安かったなあ。チャンモイ通りの反対側はお菓子や不思議なものの卸市場。ちょっとした迷路みたいで迷うにはおもしろいけど仕入れには?かな。

 ・ウアライ通り
 チェンマイゲートからエアポートプラザ方面に延びているちょいと寂れた感じの通り。昔は流行っていたのかな?と思わせるような雑貨屋とシルバー屋など数件あります。でも実はここは昔からシルバーアーティストの集落だそうです。確かに言われてみればその面影はあるような。今はここで作られた作品は市内に流れてしまっているので、まあ実際問題として仕入れにはほとんど向かないけど下町っぽいトコに行きたくなったら歩いてみましょ。ちなみに年末に土曜限定でマーケットを開いてました。(今はもうやってないみたいです)詳しくは日本語情報誌、等で調べてちょうだい。

 ・ラチャダムヌン通り
 ターペーゲートから普段はゲストハウスやらカフェやらがそこら辺に散っている割と静かな大通り。毎週日曜の3時頃からマーケットやってます。ナイトバザールで売られているようなものが更に安く手に入りまよ。数量、種類とも限りがあるので良いものは早い者勝ちかな。けど盛り上がるのは夕方以降なのでどの時間帯に狙うかは難しいところ。ナイトバザール業者の出店あり、素人さんの手作りアクセサリーありと見ていてなかなか面白く迷っちゃいます。余談だけどさすがにこの時間帯はナイトバザールのほうも閑散としてて、何も知らぬアホな白人観光客が不思議そうな顔して歩いてます。フフフ、馬鹿め。

 ・ノーザンクラフトセンター
 文字通りのとこです。市内から歩いていけないこともないけど、ちとキツイかな。鉄道駅の上の方にあります。定期的にイベントやってるので必ずチェックしないと損しますよ。安いし、バンコクとかその辺の土産屋の業者が大量にやって来て大量に買って行くのでまさしく早い者勝ち。奴らに負けず大和魂を見せましょう。タオライタオライ、ラカーソンタオライ!?とどめにペーン!と叫びましょう。

 ・ニマムヘミン通り
 ここもよくガイドブックに紹介されてます。ハイセンス(死語?)な雑貨屋さんがたくさん並んでます。でもここは高級ホテルのアマリンカムのお隣なので価格もそれなりですね、うーん、残念。品質も良いものばかりなのに。お客さんもそれなりにリッチな方が多いんだろうなあ。見るだけ見て、あとは似たものをナイトバザールで探すのがお利口さんかな。
それからここの通りでも毎年イベントやってるので事前にチェックしてくださいな。

 ・チャルンラート通り
 これまたガイドブックでおなじみの場所ですねえ、なんか紹介する意味なさそうな・・・。えーと、おしゃれさんです。貧乏バイヤーにはちょっと敷居が高い気もするけど、チェックはする必要あると思います。アンティーク系のお店が多いですね、それと同じものでも他の場所で売っているものより高級に見えちゃったりもします、何故でしょう、不思議です。この一帯は基本的に小売専門の店ばかりで、よく見ればセラドン焼き、サーペーパー、家具、シルク、コットンなど周辺で買えそうなものが集まっている、要するにセレクトショップみたいなものなので大量仕入れには向かないけど、これは!と思う一品があったら買っておいても損はしないと思います。
 余談です、ここの通りはピン川に沿ってオシャレなレストランがいっぱいあるけど昼間は閑散としてて営業してない店もあるので、誰かを口説きたかったら夕方以降にしましょうね。きっとあなたにメロメロです・・・うーん、これも死語だなあ。
 
 ・エアポートプラザ、カートスアンケオ
 エアポートプラザは1階に民芸品を扱うエリアがあるけどここは免税店並みに高いです。品質は確か、でも高い・・・のでパス。カートスアンケオも地下に民芸品を扱うエリアがあるけど以下同文。それより催事場で不定期にやっている北部の特産品や手工芸品のフェアを狙うべし!よく催事をしてるのでこまめにチェックをしとくとあなたにも幸せが訪れるかも。疲れたらここで映画を見たりフードコーナーでのんびり食事をしときましょ。 

 ・バンタワイ
 チェンマイの郊外、車で10分くらいかな、この写真のような家具、木製品の村。村全体がマーケットというかバザールのようになっているのだけど郊外のせいか、意外と閑散としていて閉まったままの店(テナント募集中?)も多いです。小物から大きな家具まで何でもあり、カーゴ屋もたくさんあるので予算に余裕があるならコンテナチャーターして家具を山ほど詰め込めばきっとあなたも満足できるはず。私もいつかやってみたいな、そんな仕入れ方・・・。
 この場所はタクシーもソンタオも流すようなトコじゃないので、もしたくさん仕入れたら車をチャーターして来ないと大変な目に遭うこと間違いなしです、気をつけて。
 それからチェンマイから来る場合、途中でハンドンを通ると思うけどこの街はバスケットとラタン製品、陶器が有名なので気になる店があったらのぞいてみてちょうだいね。
 ・ボーサーン、サンカンペーン
 あまりに有名で説明する必要ないでしょうが・・・まあ一応ね。ここら辺は街道沿いにシルバー、セラドン焼き、彫刻、日傘、シルク、手漉き紙(サーペーパー)などの大型店が軒を連ねていますね、だから面倒なので強引に説明します。
 まず大型店という時点でおもいっきり観光客相手のコミッションボリボリまくりの店です。安く仕入れようと思うのはあきらめましょう。それでもあきらめられない人はよく聞いてね、
 ・シルバー
 ターペー通り、ウアライ通り、ナイトバザールビルの裏の通り、ここで探してちょうだい。
 ・セラドン焼き
 工場直営店があるのでここで買ってもいいけど、全く同じ店がバンコクにもあるぞと。
 ・彫刻
 もともとあまり安いものじゃないけど周辺の小さな村の方が安い。バンタワイやナイトバザールビルに職人がたくさんいるのでそちらの方が細かい相談ができる。
 ・日傘
 ボーサーンの小さな工房で買いましょう。でもこんなの買う奴いるのか?
 ・シルク
 サンカンペーンの小さな工房でどうぞ。
 ・手漉き紙(サーペーパー)
 ボーサーンの更に奥のBAN TON PAO村(バンタンパオ?読めん!)へGO!

 ・ヒルトライブプロモーションセンター
 ワットスアンドークの隣にひっそりとあります。訪れる人もほとんどいないのか店員もやる気がありません。ここは政府が少数民族の支援の為にやってるので品質は保証付だけど価格は高め。NGOとかいま流行のフェアトレード製品とでも考えてくださいな。個人的に購入するならお勧めだけど仕入れには不向きです。

 ・タイトライバルクラフツ
 マコーミック病院の隣にひっそりとあります。訪れる人も・・・以下同文。

 最後にチェンマイでの仕入れの注意点。
日本の流通の常識から考えると小売より卸し、卸しより生産元が安く仕入できると考えますよね?まあここタイでもそれは間違っちゃいないんだろうけど、安く仕入れようとそれを実践するととんでもない目に遭いますぜ、あなた。私はとんでもない目に遭いました。 
 例えばこの3点の写真、これはバンコクのチャトチャックで見つけた業者を直接チェンマイまで訪ねた時のもの。が、まずその場所に行くまでがひと苦労。名刺にはサンカンペーンと載っていたので安心していたらタクシーは行けない、ソンタオはいない、仕方なしにイドカー付のバイクを拾って1時間近く探しやっとたどり着いてみれば、そこでは近所のおばちゃんおじょうちゃんが集まって何やら黙々と同じものを作り続けている光景が。しかも周りは見渡す限り田んぼの思いっきり農業地帯。チャトチャックではウッドハンガー専門の店だったのに(名刺には木製品としか書いてなかった気が・・・)実際にはハンガーなんて全然作ってなくて、違うものばかりいじくりまわしてました。これじゃいくら製造元の方が安くても時間と手間を考えると逆に高くついてしまいますよねえ。同じ商品を大量に仕入れる場合を除いて、製造元を直接訪ねるメリットはちょいと疑問が残るかなあ。
 さらにこちらはある村のランチョマットを梱包している作業現場を訪ねた時。ここも探し出すのに1時間。ナイトバザールでは1枚20バーツ、ここでは1枚13バーツ、差し引き7バーツ。仮に100枚仕入れたとして700バーツのお買い得。さて、あなたはこれを安いと見るか高いと見るか?
その他にもよく見かけるお箸も同じ。ここでは1セット5〜10バーツ、製造元のイサーン地方で買えば3バーツ。100セット買えば700バーツのお買い得。でもそのためにイサーンに行く気あります?タイ人ですら嫌がるあのイサーン地方に。
 以上、大雑把ではありますけど説明してみました。実はこれ書いてる途中で本屋さん行ってロンプラとか立ち読みしたら・・・ほとんどかぶってるやんか!ガビーン(死語)。苦労して書いたのになあ・・・・。
 気を取り直しましょ。さあ、日本に送りましょう!ナイトバザール周辺にはカーゴ業者がたくさんいるので適当に探してください。ナイトバザールビル内には国際宅急便業者もあります、もちろん高いです。ここの裏通りにも業者はいるので状況によって好きなトコ選んでください。バンタワイで家具を買ったり、サイアムセラドンとかで大量購入した場合はその場で発送も出来ますけど(やったことはないが)きっと高いんじゃないのかな?それに通関費用もその都度かかるわけだから出来れば1回でまとめて送りましょうね。
 はい、これでおしまい。せっかくチェンマイまで来たんだから帰国まで少しのんびりしましょうよ、バンコクより全然のんびりできますよ。ロティでも食べながらフルーツジュースやビンタン飲んで、ムエタイ見つつアカ族の物売りと押し問答して、最後にバーミー食べてはい、終了。
 
バックパッカーならまだしもここまで仕入れに来るバイヤーは果たしているのでしょうか?
バンコクからは遥か遠く、飛行機の便数もあまり多くありません。チェンマイからバスで数時間、なんとなく街っぽくなってきたなあと感じ始めたらそこがチェンライです。
安宿はたくさんあるので心配しないでくださいな。
仕入れスポットは唯一、バスターミナル前のナイトバザール。チェンマイのナイトバザールほど大きくありませんがそのぶん内容は濃く、夕方6時くらいからちらほらとオープンし始めます。
商売道具の民族衣装を着たオバチャンたちがワゴンカーやスクーターで集結してきたらそれが仕入れ開始の合図。ガンガン値切っていきましょう。
写真で見るようにここでの狙いは山岳民族ものです。手作りアクセサリーなんかもあるけどそれは別にチェンライでなくてもいいでしょう。せっかくここまで来たのだからバンコクやチェンマイには置いていない珍しい山岳民族グッズを仕入れましょうね。
アカ族やリス族、モン族など俗に言われる少数民族はチェンマイよりもチェンライ近くに村が多くあるので同じ民族のものでも種類が豊富です。で、当然値段も安い。これぞ!と思うものがあったら迷わずに仕入れてくださいね。他でも仕入れられると思ったら後悔するかも?
いちおう国際宅急便業者もいるようですけど、できればチェンマイまで頑張って運んでそこからまとめて送った方が間違いなく安上がりだと思います。

かの有名なミャンマーへ1日体験入国のできる国境、それがこのメーサイです。
国境の街の宿命と言うべきか、当然ここも密輸を前提とした馬鹿でかいマーケットが広がっています。
特にミャンマー側の街タチレクには偽ブランド品、コピーDVD、ワシントン条約違反屋さん、気持ちのよい葉っぱ屋さんetc・・・
タイ側のイミグレーションが喜んで賄賂を要求してきそうなものが山のように売られています。
まともな雑貨屋さんが仕入れるものはないと思いますが、まあせいぜいロンギー(インドのルンギーとの違いが未だに分からん)くらいでしょうか?
それ以外の大部分の商品は中華系から流れて来たであろうどうにもならないものばかりです。いかにも華僑が好みそうなものもたくさん売っていますけど買う価値はないと思います。
対するタイ側の街メーサイはこれまた怪しさ120%。国境付近にはこちらも中華系のお店がずらり。でもこちらの方がまだ仕入れられそうなものはあるかな。
食べ物や金行、衣料品はありえないけど翡翠やセラミックのアクセサリーなら仕入れられそうかも。
ミャンマーはルビーと翡翠が有名ですね。そのおかげでルビーは高いから無理だけど翡翠を使ったアクセサリーなら選択肢があります。
ただしそこは華僑、とうぜん翡翠と言いながらセラミックのガラクタを売りつけてきます。だからここは素直に始めから翡翠など仕入れようと思わないでセラミックのアクセサリーを仕入れた方が利口だと思いますよ。
ただ注意点はバンコクのヤワラーでも同じような物が売っているということ。メーサイの方が当然種類も多く安いですけどセラミックはなかなか重いので、その辺は自分で考えて仕入れましょね。

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